統合失調症の幻聴タイプ


① 命令型(コマンド型)

「○○しろ」と指示される幻聴

  • 例:「外に出るな」「死ね」「あいつを信用するな」
  • 危険性:高め(自傷・他害リスクあり)

👉 医療的には最も注意されるタイプ


② 批判・否定型

本人を責める声

  • 例:「お前はダメだ」「価値がない」
  • うつ症状を伴いやすい
  • 自尊心が削られる

③ 会話型(対話型)

声同士が会話している

  • 本人のことを第三者として話す
  • 例:「あいつ見てみろよ」「また失敗するぞ」

👉 統合失調症に特徴的なタイプ


④ 実況型(解説型)

行動を実況される

  • 例:「今コップを持った」「外を見ている」
  • 常に監視されている感覚につながる

⑤ 思考化声(思考化幻聴)

自分の考えが声として聞こえる

  • 「考えたことが音声になる」感覚
  • 思考と他者の境界が曖昧になる

👉 統合失調症の中核症状


⑥ 呼名型

名前を呼ばれる

  • 「○○!」「おい!」
  • 初期に多い軽いタイプ

⑦ 音・雑音型

言葉にならない音

  • ノイズ、囁き、機械音
  • 発症初期や軽症に多い

⑧ 宗教・妄想型

神・宇宙・組織などの声

  • 神の声、電波、政府など
  • 妄想と結びつきやすい

重さの目安(ざっくり)

軽い
→ 呼名・雑音型

中程度
→ 批判・実況

重い
→ 命令型・会話型・思考化声


大事なポイント

  • 幻聴=珍しくない(患者の約7割)
  • 内容はその人の心理状態を反映しやすい
  • ストレスで悪化しやすい
  • 薬で軽減することが多い

所見 妻が幻聴があるので聞いたが、なんとも命令型が妻に聞こえるとしたら、と怖い。

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