「鼻と転校が心を壊す?――誰にも気づかれなかった苦しみ



景色(ポイントをまとめたもの)

  • 鼻の状態が悪く、声がこもって聞こえることがコミュニケーションに支障をきたす
  • 転校により「言葉の違い」や「文化の違い」で孤立しやすい
  • いじめや誤解が積み重なり、精神的に追い詰められる
  • 適切な支援があれば発病は防げたかもしれない
  • 今苦しんでいる人にも「あなたのせいじゃない」と伝えたい

本文

1. 鼻が悪いというだけで、話が通じない

私は子どもの頃、鼻の調子がとても悪く、話す声がこもってしまっていました。自分では普通に話しているつもりでも、相手には何を言っているのか分かりづらかったようで、「何言ってんの?」と笑われることがありました。それが積み重なると、人と話すのが怖くなってしまうんです。

2. 転校先での孤独

小学3年生のとき、京都から三重県の四日市に転校しました。方言が違うだけでなく、クラスの空気感やルールも変わり、私にとっては完全に“異国”でした。しかも鼻のせいで言葉が聞き取られず、さらに輪の中に入れない。孤立感は日に日に強くなりました。

3. いじめと無力感

ある日、授業中に「黙れ」と言われ、休み時間には歯を折られるほどの暴力を受けました。先生に相談しても「仲良くしなさい」で終わる。誰もわかってくれない。鼻が悪くて、転校して、ただそれだけで、こんな目に遭わなきゃいけないのかと、自分の存在が無価値に思えてきたんです。

4. それは病気の入口だった

その後、思春期になってから統合失調症を発症しました。声が聞こえる、誰かに見られている気がする、という症状は突然来るものではありません。長年積み重なった「わかってもらえない孤独」や「意味のない暴力」が、私の心を少しずつ蝕んでいたのです。

5. 「環境要因」は確かにある

精神病の発症には、遺伝的な要素だけでなく、環境要因も大きく関わっていると言われます。転校、いじめ、身体的なハンディ――それらが組み合わさったとき、心はとてももろくなる。私はその“結果”として病を経験したのです。

6. 苦しんでいる人へ伝えたい

もし今、鼻が悪くてうまく話せない人がいたら。もし転校してうまくなじめない人がいたら。どうか、あなたは悪くないと伝えたい。それは環境の問題であって、あなたの価値とは関係ない。話を聞いてくれる人がきっとどこかにいます。


結び:わかってくれる誰かがいれば

私は長い間、自分が弱いから、根性がないから病気になったと思っていました。でもそうじゃなかった。転校も、鼻も、いじめも、自分のせいじゃなかった。もしあの頃、少しでも理解してくれる人がいれば…そんな思いを、今、次の誰かに届けたいと思っています。


無料相談受付中

CONTACT

障害のある方のお悩みや相談など、なんでもお気軽にご相談ください。
就労B型以外のお問い合わせもお気軽にどうぞ。

お電話のお問い合わせ

059-387-5397

営業時間:10:00~18:00

メールのお問い合わせ